琉球大学ホサイン教授とイーノ株式会社は長年に渡ってウコンの研究を共同でしてきました。

身体が冷えてるな、とか元気出したいなという時、しょうがやニンニクなど、いつもより意識して日常に取り入れようとする食材ってありませんか?ウコンは沖縄でそんな時に日常的に取り入れる食材のひとつとして、昔から身近に活用されてきました。そんなウコンの魅力を探るため、25年以上ウコンの研究をされている琉球大学教授ホサイン先生にインタビュー。

「1つ1つのウコンの強みが違うんです。」

みなさん一言にウコンと良く言いますが、今、世の中で活用されているウコンはごく一部なんですよね。ウコンには何千もの種類があって、1つ1つのウコンの強みが違うんです。さらに、根と葉でも成分が違えば、1種類のウコンの中にもさらに細かく50以上のタイプに分けられるほど特徴が異なります。

モハメド・A・ホサイン教授

琉球大学農学部亜熱帯
フィールド科学教育研究 センター
2014年から共同研究開始

「私にとってウコンを育てることはお母さんがこどもを育てるのと同じ。」

どんな生き物も同じだけど、育つ環境の影響は大きいですね。ウコンは大地の栄養をたっぷりと吸収するので、同じ畑で連作ができません。 肥沃な土地が広大にあり、ウコンの栽培に適した気候(沖縄と同じ緯度)のミャンマーで栽培することで、毎年クルクミン含有量の豊富な秋ウコンを安定的に供給することができます。 植物だったら土・気温・天気、沖縄だったら潮風によっても育つウコンの特徴は変わってきます。私にとってウコンを育てることはお母さんがこどもを育てるのと同じ。 ずっと同じ土地で育てていると畑の栄養が少なくなってくるから、ウコンに必要な栄養をたくさん持った畑を使ったり、肥料を増やしたりします。 特に沖縄では台風がきたり、土が硬かったりするのでウコンが育ちやすい環境づくりをするためにも私たちは色々と工夫します。 どこの地域のウコンが一番良いという比較は一言ではできないけれど、暖かいところの方が長く土の中で育つことができるので、良いかもしれないですね。

クルクミン含有量は2.5倍

クルクミン含有量はインド産の最上品に比べても2.5倍以上あり、他の産地と比べると4〜6倍にもなるのが特徴です。ミャンマーの原種を種とし、傾斜で栽培しているため太陽をいっぱいに受けて生育するため、クルクミン含有量がさらに増えると考えられています。

「これからの時代はウコンですよ!」

ウコンはカレーに使われるスパイスやお酒のお供だと思っていたら、大間違い!世界では日常の食事に使われるだけでなく、抗菌や抗炎症作用もあることから体にぬったり、化粧品としても多く使われているんです。先ほども言いましたが、ウコンは今、世の中で活躍している種類以外にもまだまだ知られていない種類が何百もあります。インドでは化粧品としても 商品になっているものが数多くあるんです。だからこそ、これからウコンの研究は50年、100年先まで続くと思っています。

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