「春ウコン」「秋ウコン」どう違うの？

みなさん一言にウコンと良く言いますが、今、世の中で活用されているウコンはごく一部なんですよね。ウコンには何千もの種類があって、1つ1つのウコンの強みが違うんです。さらに、根と葉でも成分が違えば、１種類のウコンの中にもさらに細かく50以上のタイプに分けられるほど特徴が異なります。

同じ黄色でも、春ウコン（写真左）の切り口はうっすらとした黄色、秋ウコン（写真右）は赤みを帯びたオレンジ色をしています。春ウコンは、刺激性の強い辛さと渋さがあり、生の根茎を噛み砕くと口全体がピリピリする。秋ウコンは少しだけ苦くて渋いけれども春ウコンに比べると低い。

秋ウコンについて

「秋ウコン」は、別名クルクマ・ロンガともいい、「鬱金」と書かれています。古くから沖縄で栽培されてきたウコンで生薬の１つとして認定されている。また、衣料の黄色染料として用いれられ、同時に虫除けの役目をしてきた。殺菌作用があるため、食べ物の着色剤としてもよく利用されており、タクアンやカレー粉の黄色い色素は秋ウコンの成分になります。

秋ウコンの効能

秋ウコンに豊富にむくまれるクルクミンという成分は、肝臓の働きを強化し胆汁の分泌を促進してくれます。また、肝臓保護作用だけでなく、抗酸化作用もあるので美肌やアンチエイジングにも期待できます。たま、最近では認知症予防にも効果をあげている研究報告があります。

春ウコンについて

「春ウコン」は、別名クルクマ・アロマチカともいい「姜黃」（キョウオウ）と呼ばれるものです。沖縄では秋ウコンより春ウコンの方が多く栽培されていると言われています。

春ウコンの効能

春ウコンは、マグネシウムは食物繊維、鉄などを多く含んでいるのが特徴です。また、精油成分のシオネールは、健胃作用や殺菌作用や防腐作用に優れています。

紫ウコンの効能

漢方としても重宝されており、沖縄では昔から胃もたれや消化不良時に飲むとスッキリすると言われています。

花や葉でも違いがわかる

秋ウコンの花は、白い花が7月から8月にかけて、葉の茂ったあと中心から出てくる。春ウコンの花は、ピンク色をしていて5月ころに咲く。また、秋ウコンの葉は、裏がツルツルしていて、春ウコンはザラザラした手触りをしている。